フリスクを食べなくなってから久しい。
ミンティアも同様ですが、フリスクやミンティアたちはその原材料がちょっと気になってしまうんです、健康のことを考えると。
たしか原材料のほとんどが人工甘味料や添加物ですよね。
で、ミンティアとフリスクを卒業してから手を出したものが『仁丹』というやつです。
漢方(中医学)的なものが好きなひとにはかなりオススメです。
これ、原材料がほぼすべて天然物由来です。
阿仙薬、甘草末、カンゾウ粗エキス末、桂皮、丁字、益智、縮砂、木香、生姜、茴香、l-メントール、桂皮油、丁字油、ペパーミント油、甘茶、トウモロコシデンプン、バレイショデンプン、中鎖脂肪酸トリグリセリド、d-ボルネオール、香料、銀箔、アラビアゴム末(商品外箱より)
形状はビーズくらいしかない小さい玉っころ。
フリスクよりもミンティアよりもはるかに小さいです。
その周りはわざわざ銀箔塗装がほどこされているというプチ贅沢っぷりをみせます。
その銀の玉のなかに16種類の生薬が配合されていて、すこぶる健康に良い。
少なくとも、健康に悪いということはないでしょう。
そもそもは万病に効果があって携帯・保存に便利なものをつくりたい!という創業者の想いから1905年に誕生した商品で、100年以上の歴史ありです。
つまり日本最古の『サプリメント』みたいな位置づけになってきます。
仁丹メーカーによる熱い仁丹ストーリーは公式サイトにあり。
実はカオールのほうが生まれは早い
仁丹に非常によく似たライバルがいるんですが、実はそっちのほうが誕生が早かったりします。
その名はカオール。1899年生まれ。
カオールは、わたしの好きな短編小説・伊豆の踊子(川端康成著・1926年発表)に登場してるんですよね。
町は秋の朝風が冷たかった。栄吉は途中で敷島四箱と柿とカオールという口中清涼剤とを買ってくれた。「妹の名が薫ですから」と、微かに笑いながら言った。(伊豆の踊子より)
自分が生まれるよりも、第二次世界大戦よりもずっと前に書かれた小説にすでに登場している商品が未だに流通してると考えると、けっこうワクワクします。
カオールのほうにも10数種類の和漢生薬が配合されてます。
すごいアバウトな数字ですが公式にそう書いてあるのがおもしろいところです。
甘草末、阿仙薬末、桂皮末、生薑末、茴香末、丁子末、甘草エキス、甘草粗エキス、薄荷脳、薄荷油、馬鈴薯澱粉、香料、銀箔
仁丹のほうでセット販売されているメタルケースが使いやすいので、わたしは仁丹もカオールもそのメタルケースに入れてます。
仁丹もメタルケース。
カオールもメタルケース。
なので、たまにこのメタルケースの中身がどっちなのかわからなるという。
そんなときは味で判断です。
どちらも基本的にほぼおんなじ風味なのですが、
甘味が強いのがカオール。
苦味が強いのが仁丹。
特徴はもう、ずばりこれでOKでしょう。
両方いっかいでも食べ比べれば、必ず分かります。
どちらも生薬くささは消せないですけど、それがイケるひとにはかなり良いダイエットの味方になります。
安さも相当なもので、仁丹・カオールともにだいたい1粒0.3円~0.5円くらいです。
ぜひお試しあれ。
仁丹メタルケース入 720粒入(金もしくは銀・色の指定はできません)
- 出版社/メーカー: 森下仁丹
- 発売日: 2004/09/15
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
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